レンタル遊華さんの毎日

室蘭市、登別市近郊で自分レンタルをやっています。

半世紀

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おはこんばんちはです。
ちょっといろいろありましてブログの更新が二日ほどできませんでした。

先日、とある知り合いの方が亡くなられたのですが、そこで考えさせられることが多々ありました。
正直、誰かの死をブログなどに書くべきではないのかもしれません。
だけど、こうして何かの形に残しておかないと存在すらなかったことになってしまう。

その方は、半世紀間引きこもりでした。

四半世紀ではなくて半世紀、約50年です。
50年の間にその方を知っている近所の方も亡くなり、景色はどんどん変わり…
もしかしたら携帯電話やパソコンなんていうものもテレビの中でしか知らなかったかもしれません。
昔ながらのお風呂もないような古い家だったので、恐らくですが、湯を沸かして体を拭いていたのではないかと聞きました。

外に出られなくなってしまった理由は他人から見れば些細なことなのかもしれません。
弟のお嫁さんがとても気の強い人でいろいろあったようです。
その方のご両親も、たった一人の長男にやっと嫁いできてくれたお嫁さんが大切だったのでしょう。
そしてまだまだ現在のように、外に出られない人をサポートする制度もなかったのでしょう。
たくさんの条件が重なって、50年の引きこもりができる環境になってしまったのだと思います。

その間にその方の両親は亡くなり、姉も亡くなりました。
妹の一人が、ずっと一緒に暮らしていたのですが、その方の世話のため、独身を通されていたようです。

今現在、妹さんはとても気落ちされていると思い、お会いできないでいます。

事情を知らない人は、そんなことぐらいで、とか、弱すぎる、とか好き勝手言うのかもしれません。
でも、それって価値観狭いですよね。
人の強さも弱さも結局人それぞれで自分の物差しで計るしかない。
自分の物差しなんて不確かなものをどうして正しいなんて言い切れるのか。

ことの元凶のお嫁さんは今日も元気にご近所の人たちと井戸端会議に勤しんでます。

誰が一番悪いのか。
これを考え始めると、やっぱり先程の自分の価値観でしかみれない不確かな物差しが頭をよぎります。

お嫁さんが悪いのか、自分の子供ではなく他人を大切にした結果、一人の人間の人生をなかったことにしたまま亡くなっていったご両親か、妹の人生を犠牲にして年老いた独身の妹を置いて先に逝ってしまったご本人か。

こんな田舎でもそんなことが、そんな人がいるんです。

もっと変化した街並みを見て見てほしかった、とか便利になったことがたくさんあるとか知ってほしかったとか、親族のだれかが福祉相談など利用できなかったのか、あの狭い家が世界の全てだった50年はどんな気持ちだったのだろうか、とかずっと思考がぐるぐるしています。

上手くまとめられないけど、そんな『社会に忘れられた人』が、普通に生活している人たちが思っているより大勢いることを知ってもらえたら…。


ご冥福をお祈り申し上げます。





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